大型スーパーの横に綺麗に畦草が刈られている田植えを終えた田んぼが数枚あった
その畦で一人のおじいさんが田んぼを眺めてじっとしている。
話さなくても伝わってくる
彼が、何を守ろうとしているのか
それはひと昔前まであった
『人と天地が主体となった生き方』である
田畑を通じて
現代の「非人間性」「非人間主体」の高まっていく社会へ抵抗する
そして
先人へのお詫び
地域への貢献
地が荒れないように
未来に期待して
天地の理の枠を超えない範囲でめぐみを引き出す
死ぬまで田畑を耕し続けようとする百姓の気概
畦に佇み、田んぼを見る姿
これが百姓のまなざしである