百姓日誌

田植えの準備着々と

先日、水門を開け水路に水を通しました。

上流から水路の水がきちんと流れてくるのかを確認しながら、我が田んぼまで下っていきます。

田んぼに向かう最後の水路の通過点を確認しにいくと、なにやらピーピーと小鳥の鳴き声が

水路を見てみるとキジの子供たちがはまっている!

幸い草が詰まっていたおかげで流されずに助かっていました。
もしかしたら、流されてしまった子供たちもいたかもしれません。

なんとか救出できた子供たちだけ親キジのところに返せました。

まさか水路にはまっていたなんて
U字溝になってから人間には便利かもしれないが、こういった生き物たちには優しくない

「日本で最も美しい村」連合に加盟している町だが、こういった生き物たちに優しい水路整備という考えはどうなっているのだろう?

そういう疑問の湧いた出来事でした。

さて、田植えの準備を着々と進め、6枚の田んぼの内3枚を代掻きし終えました。
苗も順調のようです。

田んぼに水を入れると、「待ってました」といわんばかりにトンボ(ホソミオツネントンボ)が飛んできて水面辺りで交尾を始めます。

アメンボも続々と現れます。

一体どこでスタンバイしていたの?というぐらいたくさんの虫たちが現れてきます。

また、水面に逃げ出してくる虫を狙って、鳥さんたちがいっぱいやってきます。

田んぼというのはたくさんの生き物たちの住処。

サワガニ、オケラも

生物多様性をうたうならば、まず田んぼの環境が持続できるようにしていくことが第一なんだろうなと思う今日この頃です。