コラム『百姓のまなざし』 百姓の奥義 wataru 2023年4月16日 百姓の世界は 信じて待って受け取る世界である 風を吹かすことはできない 取りに行くものでもない 風が吹くのを待つのである 雨が降るのを待ち 山から流れてきた水を受け取る 季節が来るのを待ち 花が咲くのを待つ やがて実がなり、種がつく 百姓は信じて待ち やって来る自然の力を融合させるのである そして、その証が できた作物である すなわち、天地自然の法則の中で 信じて待つことこそ 百姓の仕事の奥義なのだ
コラム『百姓のまなざし』 百姓と風 2023年5月11日 wataru 田畑には香りがある 畑を耕していると土の香りがしてくる 草刈りをしていると草の香りがつよくなる 畑仕事をしていると静かな風が香りを運んでくる この風はどこか …
コラム『百姓のまなざし』 空に田んぼがあった 2023年6月17日 wataru 夜、田んぼに水を入れにいく 水見なので、畦を歩き下ばかりを見ている だが、ふと空を見上げると そこにもう一つ大きな田んぼがあった なんだ天も地も同じじゃない …
コラム『百姓のまなざし』 百姓伝記② 2023年5月18日 wataru ※ 【写真】 日本農書全集16巻 1ページより 日本には百姓伝記というものが本当に存在している 著者および成立年代は明らかではないが、農書としては最も古い時代に成立した …