コラム『百姓のまなざし』

田植えが始まりました。

田んぼの準備、夜は消防団の訓練などとこの時期はかなり忙しい
 
でも、段々と体が出来上がっていく
 
疲れはあるが軽快に動けるようになってくる
 
水加減の様子が気になって何度も畝を往復する
 
私の動きを見て、ツバメもアメンボもカエルもトンボも反応する
 
日々の生き物の様子が自然と脳裏に焼き付いて
 
玄米に出来上がった米の袋を見たとき
 
食べ物のことではなく
 
鳥や虫たちの顔、山の水、天地の姿が浮かんでくる
 
これが百姓から見た世界なのだ