「誰か田んぼやってくれる人おらんかな?」
大阪から長野に移住をしてきてからこんな言葉をしばしば聞くことが多かった
日常会話のほんのひとコマだったのであまり気を留めずに流していた言葉だ
でも改めてよく考えてみると不思議に感じる
なぜ、よその人に頼んでまで田んぼをやってもらおうと思うのか
もちろん、それは単純な話や感情ではないと思う
様々な思いや事情や歴史など
その人のこころに背景が潜んでいる
田んぼを継続させ
「田んぼを作ることをあきらめさせない何らかの力」が
存在していることで
農村の棚田の綺麗な風景や生き物が残っている
私はそれが一体どういった力なのか見つめていきたい